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ジャーナリスト、ゴードン・トーマスについて

今日、本屋に寄ったらゴードン・トーマスの新刊「インテリジェンス闇の戦争 イギリス情報部が見た「世界の謀略」100年」という本が出ていた。

荷物になるので、残念ながら購入は後日にしたが、著者は最近の翻訳本「憂国のスパイ イスラエル諜報機関モサド」が有名なジャーナリスト。

しかし、その内容については、ちょっと首をかしげるところも多い。

先述の本でも、ダイアナ妃の死について、確認のしようもない極秘情報風の読み物として各国諜報機関の暗躍が合ったとしている。

もうひとつ、冷戦時代のヨハネパウロ二世の暗殺未遂について、ブルガリア情報機関にあやつられたトルコ過激派青年の仕業という定説を疑い、モサドの関与を記す。

なんか、面白すぎてイギリスの落合信彦か、と突っ込んでまうところが多い。

月刊FACTAに、(主にイギリスの)インテリジェンス関連情報を不定期に掲載してるが、やはりその信頼性は?が付く。もちろん、インテリジェンス関連の情報を確認できることは少ないのだが、それでも毎回毎回どこから仕入れてくるのか、と言うほど極秘情報が載っている。

まあ、自分自身には「情報の信頼性」は命に関わることではないので、怪しいと思いながら楽しんで読んでいる。

世界のインテリジェンスに関するジャーナリストは、「現役のスパイは情報源になりえない」というのが常識のようなので、ボブ・ウッドワードやセイモア・ハーシュ、英国人ではブライアン・フリーマントルなどの著書と比べてみるのも面白いだろう。
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