トルコ情報機関 MITの新長官
日本ではあまり知られていない情報機関に、MIT(トルコ国家情報機構)がある。
日本でその名が取りざたされたのは、1999年、アブドラー・オジャランクルド労働党議長が逮捕されたときかもしれない。ナイロビに潜伏していたオジャラン氏を、CIA,モサド、MITの共同作戦で身柄確保し、トルコ軍特殊部隊に引き渡されトルコに移送した。同氏はその後の裁判で終身刑を言い渡された。
私がMITの名前をはじめて知ったのは(現物が手元に無いので、うろ覚えだが)デイビッド・イグネイシアスの小説「神々の最後の聖戦」だったような気がする。
トルコは、日本ではEU加盟問題ク、ルド人問題などで知る人も多いだろうが、われわれの想像以上に中東地域では重要性を持っている。
今年5月、MITに新しい長官が就任したことにイスラエルが懸念を示したと言うニュースがある。
日本では「中東の窓」というブログでしか見られないようだが、英語で検索すると多くのニュースがヒットする。
かいつまんで言うと、MIT新長官にカハン・ヒダン氏が就任したが、イスラエルは同氏が親イラン心情の持ち主で、イスラエルの提供した秘密情報がイランへ流出するのではないかとバラクイスラエル国防相が懸念を表明したのだ。
イスラエルの情報機関、モサドはアラブ諸国の情報機関と一定の友好関係を保っている。有名なのはヨルダン情報機関GIDだが、エジプトのムハバラト、かつてのイラン秘密警察SAVAK、モロッコの情報機関などと協力関係を持っていた。
その中にはトルコのMITも入っていたようであり、ある程度の情報共有がなされていたからこそ、今回の懸念表明となったのだろう。
日本イスラム連盟のHPコラムによれば、クルド労働党(PKK)という非合法クルド人組織とMITがコンタクトを取っている、つまりクルド問題の平和的解決の道を模索している、という。
MITは、トルコ国内の政治手段として決して軽んじら得ないウエイトを占めている。
今後も、日本で各国情報機関の公式な人事などは報道されるべきだと個人的には思う。
日本でその名が取りざたされたのは、1999年、アブドラー・オジャランクルド労働党議長が逮捕されたときかもしれない。ナイロビに潜伏していたオジャラン氏を、CIA,モサド、MITの共同作戦で身柄確保し、トルコ軍特殊部隊に引き渡されトルコに移送した。同氏はその後の裁判で終身刑を言い渡された。
私がMITの名前をはじめて知ったのは(現物が手元に無いので、うろ覚えだが)デイビッド・イグネイシアスの小説「神々の最後の聖戦」だったような気がする。
トルコは、日本ではEU加盟問題ク、ルド人問題などで知る人も多いだろうが、われわれの想像以上に中東地域では重要性を持っている。
今年5月、MITに新しい長官が就任したことにイスラエルが懸念を示したと言うニュースがある。
日本では「中東の窓」というブログでしか見られないようだが、英語で検索すると多くのニュースがヒットする。
かいつまんで言うと、MIT新長官にカハン・ヒダン氏が就任したが、イスラエルは同氏が親イラン心情の持ち主で、イスラエルの提供した秘密情報がイランへ流出するのではないかとバラクイスラエル国防相が懸念を表明したのだ。
イスラエルの情報機関、モサドはアラブ諸国の情報機関と一定の友好関係を保っている。有名なのはヨルダン情報機関GIDだが、エジプトのムハバラト、かつてのイラン秘密警察SAVAK、モロッコの情報機関などと協力関係を持っていた。
その中にはトルコのMITも入っていたようであり、ある程度の情報共有がなされていたからこそ、今回の懸念表明となったのだろう。
日本イスラム連盟のHPコラムによれば、クルド労働党(PKK)という非合法クルド人組織とMITがコンタクトを取っている、つまりクルド問題の平和的解決の道を模索している、という。
MITは、トルコ国内の政治手段として決して軽んじら得ないウエイトを占めている。
今後も、日本で各国情報機関の公式な人事などは報道されるべきだと個人的には思う。
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